私が成年後見人の業務に取り組んでいる原点は、中学生の時に、学校のカリキュラムで参加した老人ホームでの泊まり込みのボランティアキャンプにあります。
当時、認知症の人と接したことがなかった私は、どうやって話しかけていいかわからず戸惑っていました。
そんな時に、キャンプを主催している先生が教えてくれたことがあります。
それは、「話せない寝たきりの人もこちらから話したらわかっている。話しかけられると嬉しい。」「何を言っているかわからない人でも、うなづいて聞いてもらえるだけでうれしい。だからうまくやり取りできなくても、そばにいるだけでもいい。」
そのような教えを受けたと記憶しています。先生の話を聞いて、どんな方とも接するようになりましたし、難しく考えずに接することができるようになり、毎日お年寄りとの交流の時間が楽しくなっていきました。
この体験が、後見人として、寝たきりだからとか、意思疎通ができないからとあきらめたり、見捨てるのではなく、その人の望んでいること、実現したいことを考えながら、関わることができるようになった原点です。
その思いを原点として、ハーモニー後見センターでは、音楽のハーモニーのように関係者が知恵を出し、協力し合い、調和を図って、認知症高齢者や、身寄りのない高齢者、障害者の方々などを支援していくことを目的に活動しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人ハーモニー後見センター
代表理事 中道 基樹